0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
「……?」
いつの間にやら眠ってしまったらしい。
「なんだよ~誰か起こしてくれても~……?」
自分でもワケのわからない文句を言いながらあるものが目に入った。
「これって……?」
私の胸の上には透明な袋に入った青色の折り紙で作った紙ヒコーキがあった。
「なんで?」
私はその紙ヒコーキを見つめた。
「誰が置いてったんだろ?」
よーくその紙ヒコーキを見ると何か文字が書いてあった。
「がんばれ」
青い紙ヒコーキに白い修正液でそう書いてあった。
「……誰なんだろ?」 <BR. そんな事をポツリと、つぶやいた。
「がんばれ、か。」
私は気づいたら駅へ向かっていた。
がんばろう、何故かそんな気持ちを感じながら……私は歩いている。
自分のペースで、歩いている。
FIN♪
最初のコメントを投稿しよう!