君といつまでも。

アーサーside

俺、フランシス・ボヌフォワは普段の勉強よりも芸術科目の方が好きな、ちょっと変わった生徒である。特に好きな科目は美術で、もう学校で美術を学び始めて３年目になる。ゆくゆくは美術を専門に勉強する大学に進学するつもりだ。
今日も、俺のクラスは芸術科目の授業があった。俺の受ける科目はもちろん美術。いくつかのクラスが合同で授業を受ける為に、別のクラスのヴァルガス兄弟、アントーニョの姿も見かけた。
もちろん、同じクラスの奴もいるが……。
「何でコイツ、美術選択してんだ……？」
俺は自分の右隣にいる、幼なじみをちらりと見た。