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ガチャッ
廉「う~ん!爽快ぃ!!」
いち早く扉の外に出た廉が大きく伸びをしながら空を見上げた…
太陽がキラキラと輝き、少し風も吹いていて心地良い
廉「宗助~早くこっち来いよ!!」
給水タンクの丁度日陰になっている所で廉が手招きしている
宗「あぁ、今行く。」
いくらそよ風があっても直射日光はキツイ…
あの頃はどんな炎天下でも必死になってボールを追い掛けてたっけな……
こんな風にあの頃を思い出すのはいつぶりだろうか…きっと夢のせいだな
少し疼き始める右肩に手をかけ、心を落ち着けるように目を閉じる
あの日の事を…いや、テニスを思い出すとズキズキと疼き、悲鳴を上げる肩…
もう完治はしているはずなんだけどなぁ…
宗助は、自嘲気味に小さく笑みを漏らすと廉の元へ歩み寄り、隣に腰を下ろした…
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