*Ⅰ~悪夢~*

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「はっ… 入ったぁぁぁぁぁ!!!榊原宗助君!テニス世界Jr.大会、三年連続優勝を成し遂げましたぁぁぁ!!」 コメンテーターの甲高い声が響き渡った後には、割れんばかりの歓声と拍手の嵐が会場全体を包みこんだ… コ1「相手のラケットをへし折ってしまうなんて、驚き過ぎて言葉も出ませんよ~昨日のダブルスに続いての優勝!いやぁ素晴らしいですね~」 コ2「同じ日本人としても嬉しい限りですね!彼は、テニスをやるために生まれてきたと言っても過言ではありませんねぇ」 コ1「いやぁまったくだ!!」 コメンテーター達が更に会場の空気を盛り上げる話をしている頃コートでは、試合終了の挨拶をしている… ※『』は、英語で喋っているとき使います☆ 『ウォンバイン榊原。6―0!』 『ありがとうございました』 審判の合図を受け、手を差し出した銀髪の少年…榊原宗助だったが、一向に手を握り返して来ない相手を不思議に思い、首を傾げた ,
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