*Ⅰ~悪夢~*

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審『ジョンソンくん…?』 ジ『…んでッ』 審・宗『えっ?』 俯いている相手がラケットの柄を持ている左腕をバッと上げて叫びにも似た声を上げた… 『何でお前ばっかり…ムカつくんだよォォォォォォォォォォ!!!?』 ガッッッ… 宗『っ…』 バタッ "きゃぁぁぁぁぁ!!"熱気に溢れていた観客席から大きな悲鳴が上がり、信じられない光景に会場が凍り付いた… 審『たっ担架だ!!早く担架を持ってこ…!…榊原…?さか…!!……』 ここで宗助の意識は途絶えた… この時宗助が最後に見たのは、自分の右腕からドクドクと流れ出す大量の鮮血が、白銀のラケットを赤く染めている光景だった… .
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