*Ⅱ~宗助の日常~*

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俺の家から学校までは、徒歩5分という割と近い距離だからいつも時間ギリギリに家を出る。ゆえに歩いている生徒はほとんど居ないわけだ… 木々の間から木漏れ日がキラキラと差し込む通学路をゆっくりと歩くと、もう見慣れたデカイ校門が姿を見せた 【公立幸明高等学校】 濃い紺色のプレートに金色の文字で彫られた自分の高校名を一瞥し、小さくため息を漏らしながら瓶底眼鏡の青年は、校舎の中に入って行った…
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