所長

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研究員と別れ、しばらく歩くと少々大きな扉が見えた リオナはその扉の前に立つと、少し深呼吸をした そして…   コンコンッ   「入りたまえ」   「失礼します…」   ガチャッ   「リオナか。無事で何よりだ。早速だが、今回の薬の感想を聞かせてもらおうか」   「はい…前回のものよりも身体は動きやすかったのですが、どうも筋力が落ちます」   「そうか…やはり、あの薬ではそこがネックか…」   「ですが、機動力はかなり上がるので、暗殺などには向いていると思います」   「そうか…まぁいい。今日は任務は終わりだが、少し実験室に入ってもらう」   「はい…今日は━」   バタンッ!!!! 急に扉が開いたと思うと、一人の研究員が飛込んできた   「フランツ…いきなりどうした…お前はノックも忘れたのか…」   「突然……申し訳ありません…緊急です!」   「どうした?」   「順調に成長してた最新型のNo.3524が急に心肺停止状態に!」   「なんだと!?やはり問題が生じたか…リオナ今日はこれで終わりだ。部屋で待っていなさい。あとでリサを迎えに行かせる」   そういって所長は先ほど来た研究員と急いで出ていった…
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