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「本番入りま～す！」
スタッフの声で皆が動き出す
ここに１人しゃがみ込んで動こうとしない人がいた
それは
上地雄輔
「ｺﾞﾎｯ･･ﾊｧﾊｧ…」
「雄輔！大丈夫か？」
剛士は雄輔の背中を擦りながら言う
「つ･･る兄…ﾊｧ…大丈夫！」
雄輔は呼吸を整えて剛士に笑いかけた
「だって今日は…ノックの復帰だべ？
ノック…オイラのアノ事知らないから…
ん～
ま～
頑張っべ」
この笑顔はいつまで続くのか…
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