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ミーンミーン
「ん、朝か…」
蝉の鳴き声で西條亮太は目が覚めた。
時計を見ると7時半を指していた。
「亮太ー学校遅刻するわよ」
母親の声がする、俺は適当に返すと学校に行く準備をして家を出た。
通学路は6月とわ思えないくらい暑かった、通学中の生徒も結構いる。
ぼーと歩いてたら後ろから声をかけられた
「亮ちゃんおはよー」
俺が振り向いたらそこには幼なじみの西沢美春が走ってきた。
「おう、おはよう」
と挨拶が終わると美春は俺の隣を歩き出した。
「相変わらず素っ気ないな~」
「お前こそ何だよ汗だくになって、どうしたダイエットか」
「ひどいよ、せっかくこんなかわいい女の子があなたを見つけたから走ってきたのに~」
確かに美春は世間一般ではかわいい部類に入るだろう
「自分で自分の事をかわいいって本当のかわいい子は言わない」
「もう、あー言えばこー言う」
「お前もな」
などとからかったりしていると、また声をかけられた
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