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でも「笑"」が気になった。
冗談で言ってるのかもしれない…真に受けて喜ばないほうがいいのかも…そう思ってあたしは軽く流した。
すると次は電話がしたいと言われた。
あたしに断る理由なんてなかった。
そして何時間もくだらない話をした。
くすぐられるのに弱いとか…本当にくだらない話ばかり。
でもあなたが突然「てか好き」「てか付き合って?」「俺今イチ押しで?」とか言ってくるようになった。
冗談かもしれない…からかわれてるのかもしれない…頬を赤らめながらもあたしは、あなたの誘いを断り続けた。
でも結果あたしはあなたに負けたの。
あなたのくれた沢山の「好き」に、あたしの「疑いの心」は完敗。
くだらない話のあとにあなたはまたこう言った。
「てか付き合ってやぁ」
「…いいよ」
少し照れながらあたしは付き合うことをOKした。
それなのにあなたは
「えっ!?でも俺ブサイクだし…」
って急に弱気になりだして、思わず笑った。
出逢ってたった3日、まだ逢ってもなかったのにあたしたちは付き合い始めた。
***
早く逢いたくて日曜日に逢うはずだったのに、金曜日にあなたの仕事が終わったあとに少しだけ逢うことにした。
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