仲間外れ

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ひょんなことからあなたとあなたの女友達とあたしと3人でカラオケに行くことになった。 正直不安だった。 あたしは年上の女の人が苦手で、人見知りもするし…あなたの女友達と話ができないのは見え見えだった。 案の定あたしは話ができなかった。 端からみたらあなたと女友達が恋人同士であたしは邪魔者みたいだった。 あたしは疎外感に苦しんだ。 そして心のバランスが壊れてあたしはおかしくなった。 あたしには壊れるパターンがいくつかある。 この日は人形状態、つまりは無口で無反応で無感情な状態になった。 当然2人はあたしを心配してきた。 でも自分でもどうしようもなく、ただ時間が癒やしてくれるのを待った。 女友達と別れて2人きりになってあなたは自分を責め始めた。 「2人とも人見知りするから、俺がちゃんと話しなきゃいけなかったのに…」 ってね。 何も感じなかったあたしの心をその言葉が動かした。 「そうじゃない、いけないのは話の輪に入ろうともしなかったあたしだ」 そんな思いが胸の中を渦巻いていた。 あなたの繊細さが伝わってきて怖かった。 あなたまで壊れてしまうんじゃないかって怖かった。
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