プロローグ

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『ヴェスペリア』  それはある少年の戦いと冒険の記録、その最初の舞台となる世界。  この話は、4つに分かれた大陸のうち、南の大陸の山奥にある、小さな村から始まる。 ヒドゥン国 白狼村  『白狼村』、そこは戦乱の時代が近づきつつあるヴェスペリアの中では珍しく、周りの村や国の文化の影響を受けることなく、独自の文化を育み、皆が平等に過ごせる社会を確立した村であった。  このような状態を作り、維持できるのには理由が2つ。  一つはこの村が位置する場所。 この村は、周りを山に囲まれた盆地の中にあるため、周りから攻められにくく、守りやすい地形になっているのだ。
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