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だが、そのような条件が揃っていても時代が流れるにつれ、技術は進歩する中、攻め込まれることが度々あった。
そこで登場するのが『龍人兵』と呼ばれる者たちである。
この村は昔からこの村の北にある標高4千メートルもある山に巣くっている龍たちを崇め、貢ぎ物を捧げ、その見返りとして、ある契約を行った。
その村で生まれくる者の体内に龍の力を埋めこむということを。
その埋め込まれた力を扱い戦う者たちのことを『龍人兵』と呼ぶのだ。
そんな『龍人兵』は子供達にとって憧れであり、目標でもあった。
この流れは、白狼村にさらなる平和と活気を齎していた。
誰もがこのような平和な暮らしは永遠に続くと思っていた、
この平和を乱す大事件が起きるまでは。
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