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『未完』
桜も凍える雪の中
ただ一人歩いてる
一人だと気付けないくらいに独りに慣れ過ぎた
曇りだと判らないくらいに闇にも慣れ過ぎて
気付けば人として笑えなくなってた
スクリーン越しに聴衆が嘲笑う
『なんて可哀想なの、なんて愚かなの』
今更他人が近づいてきたところで
手をとることなんて今は知らない
拒絶しても求める手が欲しかった
スクリーン越しに聴衆が嘲笑う
『なんて可哀想なの、なんて愚かなの』
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