始まり

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…とても幸福でとても不幸な夢を見た気がする…。 今日起きて来て一番に彼はそう思った。 彼の名前は禍福恭介。 一人暮らしをしている青年だ。 と言っても、彼は両親とはすでに死別していて、親と呼べる人はいない。 それいがいは他の人間とは変わらない人間だった。 そう彼が腕についた「腕輪」に気づくまでは…
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