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しかし、
(!?)
レイラの機体は思いっ切り吹き飛ばされた。
(ま、まさか、AC・マルチウェイ!?)
が、そう頭の中で思っている間にシートに後頭部をぶつけてしまった。
「がっ!」
痛みに思わず頭を抑えてしまったレイラだが、敵がそんなことを待つ訳がない。
意識が朦朧とする中で、痛みを堪えてグリップを握り直し、機体を立ち上がらせる。
しかし、敵機はトドメを刺そうと再びAC全開でこちらに向かってくる。
それはいくらフル修羅の機体でも避けられない距離まで来ていた。
必死で避けようとするレイラだが、焦ってしまい手を滑らせてしまった。
(やられるっ!)
そう思い、レイラは覚悟を決めて目をつぶった。
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