開幕‼慎徳高校体育祭‼

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「…そ…いつぁ…ッ大したもんだなッ。」 京介はニヤリと口元を吊り上げ、腕から背中にかけて力を込め直す。 「んと…だよな…ッ。」 「けどよ…ぉ…ッ。」 「俺達…だって…なァ…ッ。」 堅一、陽介、タカシも地に足を着け直し、全身に力を改めて込める。 「「「「伊達や酔狂で"最強"名乗っちゃいねぇんだよッ!!!」」」」 ―ミシッ!!ビキビキッ!!― 「なっ!!?」 相手の男達の顔が驚愕に歪む。 大柄なレスリング部の男達に対して、京介達はお世辞にも体格に恵まれているとは言えない。 男達は力を込めた途端に京介達の全身の骨筋が軋むのを感じた。 だが、それだけだ。 それだけで京介達は石像か何かのようにビクともしなくなった。 「う、動かねぇッ!!?」 男達が青筋を浮かべた顔で唸る。 「…"ナメ"んなよなァ?」 「"お前ら"なんざ…」 「今までやり合ってきた"奴ら"と比べりゃあ…」 「"屁"でもねぇんだよォッ!!!!」 "ジャッ!!!ビキビキビキィッ!!!!" 「「「「ウッオラァアァアァァアッ!!!!!」」」」 腕に、脚に、額に青筋を浮かべ4人が力を込めた途端、2組の立場は逆転した。
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