始まり

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これが7年前に起こったことです。 消えていく生徒は年々増えていくばかり。しかし、学校側は何もせず、そのことを伏せる事しかしなかった。 しかし、消えた生徒の親たちは学校側に攻めより、遂に学校が閉鎖するという事態にまで陥った。 その後、学校に警察が捜査をし始めた。閉鎖された学校中を探すが消えた生徒の持ち物を見つけることすら出来なかった。 捜査は何時間も行われ、いつしか夜に……。 次の日、警察官が一人、消えてしまった。 捜査は更に続けられたが、その次の日も更に次の日も警察官が一人、また一人と消えていく。 異常事態。大人である警察官までが消える。という不可思議な現象が起きてしまい、捜査は打ち切り。 最後はその学校は入ることが禁止されてしまった。子供も、大人も、学校に関わるものでさえ……。 それから10年後。 そこは廃墟と化し、地元の者は入ることなど絶対にしなかった。 学校は別の場所に新しく出来、そこでは何事も無いかのように平和な日々を送っていた。 だがそこにはある一つの部があった。 その名は"椎森高校怪談部" 主に怪談を調べてそれがどういうものかを知って、それをまとめて残しておく。ただそれだけの暇つぶしの部活動であった。
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