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チュンチュン 小鳥のさえずりが聞こえる。 たく「ん……ぅん……。」 朝か。 そぅ思い布団から目覚めた。 今日は中学の始業式。気合いを入れて学校へ行かねば。 朝はいつも母親に起こされ目覚めの悪い俺だが今日はに始業式という事で目覚めがよかった。 そして風呂へ入り、朝食を食べて、そろ②学校へ行こうとした。 その時。 ピンポーン。 「お~い!早くこ~い!」 たく「ハァイよ!」 この声の正体はゲン。 コイツは小学校からの付き合いで昔から仲が良い。 そして二人で学校へ向かって行った。 学校へ着くと、門の所にクラスが振り分けられている。 ゲン「たく!今年も一緒だぞ!」 たく「まぢかよぉ、今年もかよぉ。」 ゲン「おい②!俺は嬉しいぞ!」 たく「冗談だよ。今年もヨロシクな!ゲン!」 ゲンは嬉しそぅに、「おう!」と言った。 教室へ行くと、 「おい!たく!ゲン!」と声がする。 その声の正体は、 カズだ! カズ「たく!ゲン!今年もヨロシクな!」 こいつは運動神経が良く女と喋るのが大の苦手な男子だ。 たく「カズ!お前も一緒やったんかぁ!」 ゲン「門のクラス名簿できずいたけど、たくを驚かせよぅと思ってさ。」 たく(別に驚かせる必要なくね!?) カズ「てかさぁ、たく」 と言って俺の肩をたたいた。 カズ「今年もルリと一緒のクラスやよ」 たく(!!) ルリとは一年二年と別れて付き合い別れては付き合いの連続した、そんな関係の女の子だった。 ついでに今は別れている状態だ。 ゲン「たく、お前結局どぉするん?」 ゲンは俺の相談相手とぃう事もあって俺のルリに対する想いは知りつくしている。 たく「まぁ、色々頑張るよ」 正直、中学生の恋愛は手を繋ぐ、キスをする、ぐらいが丁度良いくらいの恋愛だろう。 でも俺らの恋愛は全く違った。 手も繋がず、二人で遊ばず、キスもしたことが無いよぅなメチャクチャシャイボーイとシャイガールだったのだ。 カズ「たく……おい!たく!」 ボーッとしていた俺を目覚めさせてくれた。 カズ「来るぞ。」 テク②…ガラ②…ガタン! 「はぁい!席に座れ!」 来た。担任の登場だ。 この先生はスッチーと言うあだ名で本名は須賀流 千鶴という。 学年の指導課長で一部の奴からはラオウと呼ばれている。 とまぁ、こんな感じで俺の新しい一年が始まった。
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