引っ越し

2/7
前へ
/51ページ
次へ
私は東京から静岡県へ引っ越した。 初めての引っ越し。転校… おばあちゃんが静岡に住んでいて一人じゃ危ないからという理由できた。 『繭!!朝よ。起きなさい。』 (いやだ…学校行きなくない…) と、私は目を開けていながらも布団の中にうずくまっていた。 初めての転校。 私は前の中学が大好きだった。 友達も多かったし、気になってた男の子もいた。 するとまたお母さんが 『繭。いい加減起きなさい。』 ちょっと怒っていた。 どたどたどた…バン! 『あんた学校行かないつもり?』 (あぁ。来たよ…) 渋々私は布団から出て、気分が浮かないまま学校へ行った。 (はあ…こんなとこ来たくなかった。) 職員室へ行き、担任の先生を探した。 『あの…』 すると若くてきれいな先生がこっちへ来た。 『あっ!牧野さんね。』 『はい…』 『私は牧野さんのクラスの担任、浜野由紀恵です。よろしく。』 (この人が私の担任か。かわいいな。) 『よろしくお願いします!』 『では、私についてきて。今から牧野さんをクラスの子に紹介するわ。』 と笑顔で言われた。 そして、先生についていった。 (3-Bか…)教室の前まで来るとザワザワと話し声が聞こえた。 『今日転入生来るんだって!』 『まぢで!?』 『しかも東京!』 『うわ~超都会じゃん。』 『どんな子だろうね。』 (聞こえてるって…) 『では入りましょう。』
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加