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…どれ位の時間が経っただろうか、咲はゆっくりと目を開いた。
目の前には綺麗な夕焼けが…
ん?
夕焼け?
「…嘘ぉ~!!!」
咲の頭は一瞬で覚醒した。それもそのはず、咲は半日近くずっと(しかも屋上で)寝ていた事になる。
「うわわわー!マジ!?信じらんない!」
咲は立ち上がると、遠くに沈もうとしている真っ赤な夕日を凝視した。紛れも無く夕方だった。
「仕方ない、帰ろ」
夕日の光を背にして、咲は屋上をあとにした。
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