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2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、私たちはショックを受けました。
ひとりの子どもが私たちにこう言ったのです。
『ぼくがお金持ちだったらなぁ。
もしそうなら、家の無い子全てに、食べ物と、着る物と、薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに…。』
家もなにもないひとりの子どもが“分かちあう”ことを考えているというのに…
全てを持っている私たちが、こんなにも欲深いのは、いったいどうしてなんでしょう?
ここでの恵まれない子どもたちが、私と同じぐらいの年だったということが、私の頭をはなれません。
どこに生まれたかによって、こんなにも人生がちがってしまう…。
私がリオの貧民窟に住む子どものひとりだったかもしれないんです。
ソマリアの飢えた子供だったかも、中東の戦争で犠牲になるか、インドで乞食をしていたのかもしれないんです。
もし、戦争のために使われているお金を全部、貧しさと環境問題を解決するために使えば、この地球はすばらしい星になるでしょう。
私はまだ子どもだけど、このことを知っています。
学校で…いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世の中でどうふるまうかを教えてくれます。
たとえば…
・争いをしないこと。
・話しあいで解決すること。
・他人を尊重すること。
・ちらかしたら自分でかたずけること。
・他の生き物をむやみに傷つけないこと。
・分かちあうこと。
・そして、欲ばらないこと。
なのに…
なぜあなたがたは私たちに
『するな!』
ということを、しているんですか?
なぜ、あなたがたがこうした会議に出席しているのか?
…どうか忘れないでください。
そして、いったい誰のためにやっているのか?
それは、あなたがたの子ども…
つまり“私たちのため”です。
あなたがたはこうした会議で、私たちがどんな世界に育ち、どんな世界に生きていくのかを決めているんです。
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