始まり

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ガチャリ リビングのドアを心が開けた 「お母さん、ただいまぁ」 キッチンで何か料理をしてる後ろ姿があった 髪の毛は長く心と一緒でポニーテールをしていた あぁあれが心のお母さんかぁ 「お帰り、心!あれ?お友達?」 キッチンからちょこっと顔を出して心に聞いた 綺麗な人だなぁ 心の親って意外に美男美女な気がする 私の親とは正反対だ そうこうしているうちに 心のお母さんは私に近寄ってきた 「初めまして!玲奈ちゃん。心の母の黒田由佳です。娘がいつもお世話になってます」 とペコリと頭を下げられた 「こちらこそ・・・ あの・・・神崎玲奈です よろしくお願いします!」 とよそよそしくしてましった なんせこんな丁寧に挨拶してくる親が初めてな自分にとって どう対応していいか分からなかった 「さぁ玲奈、座って」 心がリビングのテーブルを指して私に手招きしてきた
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