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暗闇に
ただ、歩く。
目的もアテもないまま。
ワタシは歩く。
何も感じない。
暗闇に一歩踏み入れた時全てがかわる。
信じていた。
キミは離れていかないと。
目の前からいなくならないと、信じていた。
なのに、フッときえた。
後ろを振り向くと、いたはずの人がいない。
いままで、傍にいたはずなのに。
哀しい。
どうして。
どうしてと。
何度も思った。
私がいけないの。
何度も自分をせめた。
けど、そのたびに、キミの温もりが傍にあった。
いないはずなのに、感じた。
ただ、キミに会いたい。
いまでも、そう願っている。
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