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僕らの種はこの世というなの土に落とされた
なんの意味もなく
なんの躊躇いもなく
僕らはそこから根をはる
土の中に僕らの命を繋ぎ証を残す
下へ下へと
証を深く長く残す
その際二手に分かれるパラレルワールド
僕らは二手の内の一手しか握ることが出来ない
その一手の先にはまた二手に分かれるパラレルワールド
この繰り返し
パラレルワールドの先には
違う未来
同じ未来
二つがある
僕らはそのどちらかしかない
「未来は変えられる」
という言葉がある
確かに未来は変えられた
しかしパラレルワールドのたどり着く場所は同じ未来なのかもしれない
僕らは途方もないパラレルワールドの中に根気強く根をはる種
僕らは下へ行く事により
強さを得て
丈夫さを得て
苦労を得て
辛さを得て
尚且つ又下へ行く
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