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僕は紅茶を飲み干してから、
お金を払い、
喫茶店を後にした。
さっきまで、雨が降りそうだった空も、
今は嫌になるくらい、晴れ渡っていた。
家に着いた僕は、
とりあえず彼女を忘れられるよう、部屋の模様替えをしてみた。
でも、
部屋にあるもの全てに彼女との思い出が詰まっていて、
忘れるどころか、逆に思い出してしまっていた。
次の日から僕は他にも、
写真や貰った物を捨てたり、
引っ越してみたり…
でも、何をしても、
忘れられなかった………
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