《Flashback》

………えっ？

僕はしばらくの間、
彼女がなんと言ったのか
理解できなかった。

雄「…へっ？
　　今、なんて？」
　「だから、別れてって言ってん　　の！！」

彼女の突然の大声に、
僕だけでなく、周りの人々も驚いていた。

　「……ごめん。
　　実は、他に好きな人いるの。
　　だから、もう………

　　終わりにしよ？」

その時の彼女の顔は、
今までに無いくらい、

悲しく、切なげに微笑んでいた。