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【7月11日:霧島 恭也】
俺は現実的な人生を真っ当している。
平和な日々かどうかは知らないが、俺は現実的な人生を歩んでいる。
どんな事にも知識は必要だ。
だから、俺は常に勉強を欠かさない。
俺の人生にファンタジーやSFは存在しない。
仮に未来から来た猫型のロボットが現れたとしても、俺は関わらない。
現実的な生き方をしたいからだ。
…………
話は変わるが、
人間“もしも”という言葉を、よく口にする。
“もしも、あの時、勉強をしていれば……”
とか
“もしも、あの時、ちゃんと頑張っていたら……”
など
過ぎてしまった過去を嘆く時、よく口にする。正直、馬鹿馬鹿しい。
過去を悔やんでいても、過去は変わらない。
悔やむくらいなら、悔やまないように最初から最善の努力をするべきだ。
と、思ったが
最近、俺は“もしも”と考えてしまった。
俺の現実的な人生を左右する“もしも”と、そう思ってしまう事が起きた……。
……もしも
もしも、あの家族に出会わなければ、俺の人生はおかしくならなかったのだろうか?
何度でもそう思ったさ……。
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