霧島 恭也、捕獲作戦

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【7月10日:時ノ宮 冬次郎】 このプロジェクトが始まったのは、今から三ヶ月ほど前のこと 私は一応、あの子達の父親という役割をしている。 今から五ヶ月前、兄の死をきっかけに私はこのプロジェクトを考案した。 兄の責任は私の責任でもある。 だから私は何としてもこのプロジェクトを成功させなければならなかった。 最近、検査の結果で由芽の数値が非常に安定をしていたのに私は気づき、その理由を調査したところ、ある一人の人物に辿り着く。 その人物が由芽と接触した日、検査での数値は非常に良い。 そして、昨日その人物がまた接触した時、やはり検査での数値はとても安定している。 もしかしたら、彼なら―― んふふ、また忙しくなりそうだ。    
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