第一話 『中心人物』

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二人は真っ赤になりながら、出されたアイスコーヒーを口にする。 「・・・あ、美味しい」 「そうか。いつものブレンドと違って、マンデリンだけで作ってみたんだが、そう言ってもらえて安心した」 「いつも通り、美味しいですよ、伸さん」 「ありがとう、二人とも。直哉はどうだ?」 聞かれた直哉は、頷いて、そして思い出したように、 「確か、伸と初めてバンド練習した時も、コーヒー淹れてもらったな」
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