恐怖はやがて歓喜へと変わる

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  思えば ずいぶん遠くまできた 振り返ると 遠くに懐かしい人達 がいるような 戻る気などはないけれど もう戻れない なんて事を考えているあいだにも 足は勝手に前に前にと進む 【前に】 ‥‥か‥‥‥‥。 いつから 僕は 前に進んでいるのだろう 僕は 堕ちていたんじゃなかったのか? まわりを見回すと 見た事もない景色だ 真っ暗で 本当に どこまでも真っ暗闇で 少しずつ 自分がその闇と同化して ゆくような気がする  
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