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歳末たすけあい運動
海外の子どもたちへ
義援金を募集していた
少し考えて
自分に今できる精一杯の
お金を募金してきた
「ありがとうございます」
係の人は
そう言って笑顔を見せる
まわりを見ると
募金している人も
それを受け取る係の人も
なんか嬉しそうだ
ある人が
「ただお金や物をあげる
だけじゃなくて、
その後の面倒もちゃんと
みてあげれるような支援
をしてあげてほしい」
やはり嬉しそうに言っていた
僕は
なんか嫌なというか
不安な気持ちでいっぱいだ
願わくば
もし僕の募金によって
助けられた命が
あるならば
その人が
これから生きていく中で
自分の意志で自分の命を断つことがないように…
そんな社会を作る自信も
できる予感もないのに
僕が僕の都合だけで
助けた命に
僕は【責任】さえもてない
自分なりに色々考え、
後悔しないと決めて
募金をしてきた
どうして皆はあんな
幸せそうな顔ができるんだろう‥
この国では毎年、
3万人いや4万人近くの人が
自らの意志で‥
自分の命を断っている
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