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ハプニング1・少年と幽霊
ある幼稚園からお遊戯で遊ぶ声が聞こえた……。
園児達は丸を描(えが)くように手を繋いで円になり、その真ん中に一人の園児が座って目隠ししていた。
また、その周りに先生が3人ほど微笑みながら立っていた。
するとその周りに居る園児達は先生とともに回り始めながら歌い出した…。
『かごめ かごめ』
『籠(かご)の中の鳥は』
『いついつ出やる』
『夜明けの晩に』
『鶴と亀が滑った』
『後ろの正面だぁれ?』
と言い終わるとその真ん中に座っている園児の後ろに一人の園児が止まってその園児の肩を叩いて言った。
「だぁ~れだ?」
その声だけを聞いて座っている園児は名前がすぐに分かったらしく大きな声で言った。
「あ!…○○ちゃん!」
すると先生達は拍手して笑顔で言った。
「せい~か~い!すごいねぇ!○○君!」
園児達も笑顔で拍手した。
だがその時、誰も気付いていなかった……。
この誰でも幼稚園児又は保育園児の時に経験した童歌(わらべうた)の『かごめかごめ』が……、
合い言葉として生きている間の運命を左右される事になるとは……。
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