ハプニング1・少年と幽霊

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そして時を同じくして都会のどこかにある高校。 時計の針がちょうど昼の3時を指していてチャイムが鳴り始めた。   そして鳴り終わってから少し経つと生徒がたくさん出てきて帰宅して行く風景がある。   その中に一人で寂しく歩く男子が居た。 またその男子は高校1年生の『雲南 海西(うんなん かいせい)』であり、髪型は左半分寝癖のせいでボサボサになっており、また右半分だけは真っ直ぐ綺麗に整えてある(天然パーマ{寝癖}はブラシでやっても水を濡(ぬ)らしても元に戻らないために放置してある)。   また顔は細くて目の色は茶色で体型は痩(や)せてもいないし太ってもいない…簡単に言うと普通である。 その少年、雲南(これからはカイとする)は一瞬青空を見て周りの生徒を見てふと思った。 「この高校生活も友達も出来ずに時が流れるだろうな……。」   その瞬間何気無く突っ走って誰よりも先に行くように周りの生徒を抜いて行った。
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