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するとカイは息を飲んだ。
「…と言う事は…他にも犯人がいる……って事…」
ドンッ!!
横川刑事が机に手を力強く叩いて怒鳴り出した。
「おい…しらばっくれんじゃねよ…お前が犯人とグル(※第一人者)じゃないのか!?おい!吐け!知ってる事を全て吐くんだ!」
「知りません!あそこ(路地)で曲がろうとしたら偶然見ただけです!」
「なんだと!?まだしらばくれる気か!?俺はなぁ!高校生でも容赦はしねぇ経ちなんだよ!さっさと吐け!」
「…じゃあ…1つだけ言いますけど…なんで『目撃者』から『犯人の仲間』にして話を変えるんですか?」
そう言った瞬間、横川刑事は冷や汗を掻いた。
「…ギクッ!!な、何の話かなぁ~?ハッハッハッ!」
「…刑事さんこそ知らばくれてはいけませ…ゾクッ!!」
カイは何かの強い視線を感じて上を見た。
すると探偵の服装をした幽霊がこっちを見て笑ってるではないか。
次の瞬間その幽霊がカイの方に真っ直ぐ飛んで来て体の中に入ってしまったのである。
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