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「…ん?どうしたんだ?君?」
するとカイは操られたかのように急に態度が変わって目の色が赤くなった。
「……横川刑事……この事件…私目にも手伝わせていただきたい…」
「!?何を言ってるんだ少年!?君みたいな高校生が出来るような簡単な事件ではないんだ!」
「…大丈夫です…僕は…探偵ダークキャットを継ぐ者…幽霊探偵ですから!」
横川刑事は目が一瞬ピクッと微妙に動かして少し考えて軽く笑いながら喋り出した。
「…フム…あの探偵を継ぐ者…か………世間から忘れられたはずのニックネームを知ってるとは……これは面白い…分かった!許可しよう!」
と言った瞬間、カイの体から幽霊が抜けて自我の意識に戻るとすぐに焦り始めた。
「いえ!違います!僕はただ幽霊に操られていて…」
「ん?今さらごまかそうとしても遅いぞ……ただしだ!君の他に約2人の仲間を加えてから来い!分かったな!?幽霊探偵!」
そう言われた瞬間カイは言い返す事が出来なかった。
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