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「人間どぅしたらぁそこまで軽くなれるんだょ……。」
店を出て沙那が言った。
「沙那ちゃんがァタマ硬いんですよ。今どきの若いコはぁれが普通なんだって(笑)」
「……。若いって珠花、ぁんたとタメじゃん。」
「だから私と一緒にしちゃダメですって。」
「そりゃそぅだ…。」
珠花は19歳。沙那の2コ下になるのだが、普通の10代とは思えなぃほど落ち着いてぃた。
キャピキャピした奴が嫌いな沙那には当たり障りないキャラだった。
そして何ょりコイツは頭がィィ。ぁまり多くは語らないが何かを悟ってぃる。
そんな所が沙那は気にいっていた。自分と似てる様な気がして………。
「今日も寄って行きます??」
「どっちでもィィょ。珠花飲みたい??」
「飲みたいっ言うかお腹空いた(笑)」
「ぢゃ、いこっか。」
そう言いながら行きつけの居酒屋『桜』に向かった。仕事が終わって『桜』で飲みながらたわいのない会話をする。これが二人の日課。
この日も店を出た頃には世間はもぅ朝だった。
「マヂ太陽キラィ…。」
そぅ言いながら二人わ家路についた。
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