キミという存在

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ザァーザァー・・・ 『あんた、誰なの?』 彼女が、疑わしげに俺を見ながらそう言った。 『ただの通りすがりだよ』『ふーん?で、何で此処に居んの?』 その質問を聞いた途端、俺は、ドキッとした。 体が勝手に動いたなんて言える訳もなく、 『君が泣いていたから』 と言った。 彼女は、急に怒った顔になりこう言った。 『そんなのアンタに関係無いでしょ!!』 突然の怒鳴り声に俺は、ついキレてしまい、 『はぁ?俺はなぁ、公園にこんな夜遅くに居たら、危ないなと思って心配してやったんだろー』 ソレを聞いた彼女は、 『・・・・・・ごめん』 怒鳴り声から一転、謝罪の言葉になり、俺は、拍子抜けしてしまった。
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