「じゃあ、あいつに攻撃しても意味ないってことか?」
「そうなるわね。あいつが攻撃してきた隙をねらって穴の中に発源を放って。私も傷を回復したら加勢するから。」
「わかった、離れてろ。」
由真は空から離れていき、自分の傷の治癒を始めた。
『…………………!!』
ストロスの詠唱が終わった。
空はクラウ・ソラスを強く握りしめる。
すると、ストロスの左手から紐状の緑色の炎が現れた。
(何だ…?鎖?)
その炎の鎖は一瞬で空の元までたどり着き、空に巻きついた。
「速っ…!!」
『ハァァッ!!』
ストロスはその鎖を強く引っ張った。
空の体が宙に浮きストロスの方へ引っ張られていく。
「やばっ…!!」
しかし、空は身動きが取れない。
ストロスは残った右手で大剣を構えた。
「くそっ!!」
空は体から雷を放出し、なんとかその鎖を退ける。
しかし勢いは止まらず、空の体はストロスに向かって飛んでいる。
大剣が届く距離まで空が近づいてきたとき、ストロスは大剣を力任せに突いた。
空はとっさにクラウ・ソラスを構え、防御しようとする。
ストロスの大剣がクラウ・ソラスへ衝突する目前、ストロスの大剣が空間の穴に飲み込まれ、消えた。
「しまった…!!」
大剣は空の後ろから再び現れた。
『死ねぇぇぇっ!!』
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