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ボーン、ボーン…
時計台の鐘がなった。日付が変わる。
日付は変わり新しい日を迎えた。
湖が一望できる部屋に人影が見える。水色と薄紫が混ざったような色の髪、ピンクのドレスに赤いリボンの着いたナイトキャップを被り大きな翼を生やした少女が紅茶を啜りながら見つめてる。
彼女の名は「レミリア・スカーレット」この館の主人であり吸血鬼でもある。
レ「今日であの日から何年たつのかしら…」
レミリアが呟く。隣にたたずむメイドが言う。
咲「もうあれから随分経ちますからねぇ…」
レ「もう忘れてしまったわ」
咲「ふふ。あっ、お嬢様、紅茶のおかわりはいかがですか?」
レ「もういいわ、それより少し出かけてくる。」
咲「あら、どちらへ?」
メイドは首を傾げる。
レ「少しね…、咲夜はお留守番してて」
咲「はい、わかりました」
そう言いレミリアは部屋を出て、館の薄暗い闇に消えた。
残された紅茶を片すメイドは十六夜咲夜。この館のメイド長だ。
咲「お嬢様、出かけるって霊夢のとこにでも行ったのかしら…」
咲夜はレミリアの行き先を考えながら片付けをするのだった
同時刻 紅魔館図書館
パ「もうこんな時間…。明日は魔理沙とアリスがくるんだっけ…。片付けなければ…。」
全身紫色した少女は重い腰を上げ今まで読んでいた魔導書を本棚に戻し始めた。
彼女は「パチュリー・ノーレッジ」この紅魔館に住む魔女である
小「パチュリー様、これとあれは一番奥の本棚ですか?」
と聞く紅い髪に羽が生えた少女は小悪魔。パチュリーの助手である
パ「えぇ、そこでいいわ」
図書館は広い。だが片付けはすぐ終わる。なぜなら昼間に咲夜が掃除したためだ
昼頃に魔理沙とアリスが来るのは紅魔館の人々は全員知ってる。
咲夜が客人を招き入れても良いように先に済ましてしまったため楽になる
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