だいだい

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まずトップバッターはやはりこのお方。我が人生においての最強の天然娘(←という年齢でもないが)、お母さまです。 もう半端ねぇです。どれだけ凄いかと言うと、例えばこんなことがありました。 真冬の季節。夜、私が仕事から帰宅すると、 母「あ、ヲォク、今日はお風呂にゆず浮かべておいたよ~」 私「ゆず?へぇ、楽しみだな」 たまにはいいなと思いつつ、ルンルンと風呂場に向かう私。そして引き戸に手をかけ… ガラ、 私「………」 ガラララ……ピシャリ。 私「お母さんんんん!?」 湯船に浮いていたのはゆずではありませんでした。いや、ミカン科はミカン科なのですが。 私「だいだい!だいだいが浮いてたんだけど…!ゆずは!?」 母「あら、あんたゆずの形知ってたの?」 私「さすがに知ってる!てか、ゆずとだいだいの区別ぐらいつくよ!」 だって、ゆずの5倍近く大きいんですよ?それが湯船にプカプカ浮いてるのを想像してみて下さい。目を疑う光景ですよ。 母「いいじゃん。似たようなものだし。早く入ってきやん」 私「………」 その後は諦めて入りました。目の前に浮かぶだいだいを眺めながら……。
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