好きなもの

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待ちに待った『生・マツくん』 期待と興奮が会場を包む中、ついに始まった。 ライヴの最中マツがこっちを見たよぅな気がした。 美都:(あ、今目があった気が...) 『や~今あたし絶対マツくんと目があったよ~!どうしよ~!』 隣のちょっとぽっちゃりしたふたつ縛りのウサギっぽい女の子が言った。というか叫んだ。 美都:....... (別に本当は誰を見たのか分からないっていうよくある話しだけど、そのセリフあたしが言いたかったぜ、このウサギめ!…) そのあとしばらく隣のウサギさんは絶対目があったと言い張っていた。 しかしそんなことも一瞬で忘れさせてくれる生演奏。 やっぱりマツくんはかっこいい…。 改めてそう思った美都であった。 これがマツと美都の初対面(?)の話しである。
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