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-エピローグ-
「そっか。そんな事があったんだ…なんか悪かったね。ごめん」
「別にいいよ。今となればたんなる思い出だから」
「うん…君は強いんだね!!」
「強いか…初めて言われたよ。結構嬉し――」
「待って。何か聞こえない?」
「――リー――――?」
「もしかして…君を呼んでるんじゃないかな?」
「どうだろう…遠いからよく聞こえない。(…微かだけど、どこかで聞いた事がある声だ。誰だったかな?)ふっ、まさかね。ありえない」
「ホー―――――ト?」
「ホーリー―――――ト!」
「ほら!君を呼んでるんだよ!!けど誰が…?ホーリーナイト??」
「そんな…ありえないと思ってた。この…声は……」
「ホーリーナイト!!」
俺は信じられなかった。君は―――
「さぁ、早く行ってあげな。」
「あぁ。世話になったな。ニコル」
「ううん。こっちも辛い過去を聞いてしまって悪かったね。」
「気にするな!じゃあな!ニコル!!」
「うん!じゃあね!!」
俺はまだ信じられない。嬉し過ぎて、今の状況が全く理解出来ない。
けど一つだけ分る事がある。
またこいつと暮らせる。
こいつもそう思ってる。
だって…
親友だもんな!!
THE END
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