Rainy Days Memories

今日は朝から大雨で、夕方になっても止むことはないだろう。

何気なしにつけたテレビから、そんな声が聞こえた。
俺は大きなあくびをして、ベッドからよろよろと体を起こす。友人はもう既に起きていて、テレビの天気予報と窓の外とを、ちらちら見比べていた。

窓の外を見つめて、ひとりため息をつく。雨の日はどうも気が乗らない。やる気が起きない。

君の家みたいに毎日雨だったら、俺はうんざりしているだろうな…。