5・問題の部屋へと

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私は調理実習室から出ると、ゆっくりドアを閉めた。 「今度は間違えないようにしなくちゃ…」 ギシッ…ギシッ… そして… 私は今度こそ目的の音楽室のドアの前に立った…。 「こ、今度は間違いないわね……」 何か…一度、部屋を間違えた事で、ほんのちょっとだが恐怖心が薄れていた。 「やっぱり… ちゃんとノックした方が良いわよね…よし!!」 コン、コン… 軽く2、3回ノックしてみる。 反応は無い…。 コン、コン、コン… 更にノックしてみる。 やはり、反応は無い…。 ドアを開けてみる。 ギ…ギィィー…。 「う、うわぁ。こ、ここのドアの音ってホント不気味な音よね…。今度もドア、半開きにしとこう…」 中に入った…。
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