7・青き月と赤き血

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{3} 私は、ハッとした!!! し!しっかりしろ!! 私っ!!! 『いきなり…後ろから…刺された…』 また青衣の声がコダマした。 『刺された』って…… 『刃物』? そ、そうよ!! 私、刃物なんか持ってないっ!! あ! そ、そうだわ!! 何で早く気付かなかったんだろ! 正門の近くに守衛室が有るじゃないの!! 守衛さんに知らせよう!! 確か…こっちのハズ!! 私は、守衛室の方に向かって走りだした。
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