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カシャ!
何かの機械音…と一緒に誰かの呼ぶ声
……ちゃん……
……ぉにぃ……ちゃん……
お兄ちゃん…
重い瞼をゆっくりと開けると、そこには優しく微笑む妹の姿があった。
「朝ご飯出来たよ!
一緒に食べよう〃
予備校遅れちゃうよ?」
はっ!!
今日は9時から予備校だった!
妹に揺り起こされて…飛び起きたξ
凸ななな…
(゜Д゜;)……
今日も元気な俺のジョニー…
Tシャツにパンツ一丁の俺は…バッチリ妹に見られたのは言うまでもないι
妹は…目を白黒させていたっけι
俺は一言
「男の悲しい性だ」
と言っておいた(泣)
つか…あのカシャって何?
妹は慌てて…携帯を隠す
(`ε´)
何?さっき何撮ったんだ?
俺は勃ったまま妹の携帯を取り上げた…って勃起してたのは関係ないけど…
画像は…
よだれ垂らして寝てるzzz
だらしなさすぎの俺の顔ι
何だょ…これ
○| ̄|_ガクッ…
妹は慌てて保存していた
もぅ…朝から
俺、泣きたいっす…
それにしても朝から疼いて仕方がないυ
そして目の前には妹とはいえ若い女…
はぁぁぁ…
ジョニーよ、お前は何でこんなに元気なんだ?♂゙
昨夜の自家発電じゃ足りなかったのか?
取りあえず…
トーストと牛乳で軽く朝食を済ませて予備校に向かおうとしたとき…
妹が今にも泣きそうな顔をして
「お兄ちゃん…香織の作った…卵焼き食べてくれなかったι」
俺はそっけなく
「遅刻しそうだからさ…ごめんな」
(だってまた勃起したら困っちゃうやんυ)
「今日から…お母さんもお父さんもいないじゃん。お兄ちゃんのために…香織…がんばるから…お兄ちゃんの好きなカレー作るから…p_q。ぐすん」
(゚o゚;
とうとう…妹は泣き出した
俺は…一瞬ドキッ
何かすっげー
一瞬…ぁぁ一瞬,妹が可愛かった〃
俺のためにとか…ちょっと嬉しかったり…
泣き顔見てたら…
卵焼き食べなかった罪悪感?みたいなもんまで出てきた…
こいつなりに頑張ろうとしてたんだなぁ…
よく見ると、妹の手は何カ所か傷ついていた。
馴れない手料理を俺の為に頑張ってくれてたんだ。
それを俺はくだらない理由で残してしまった。
ごめんな…
「もぅ…悪かったって…泣くなよιなっ?…今日予備校終わったらすぐ帰るから…カレー楽しみにしてるよ♪じゃ」
…俺は予備校に向かった。
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