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高坂とは帰りの途中、いつもの場所で別れた。
(明日暇だな、どうしようかな……うん?)
チャリン、チャリン
鈴の音に振り向くと、猫が目の前で手招きをしている。
「にゃー」
(ファンタジーの匂いがする。まだ時間も遅くないし、‥‥ついて行くか)
軽い気持ちだったのに……
猫は少し進んでは、また手招きをしている。少しだけと思ったがついつい猫の後をついて行った。
そしてかなり時間が経ち、林か森のような場所まで来たようだ。もう帰ろうと思った時、猫の動きが止まる。
そこには
少女が倒れていた…
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