始まり

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腰に手を当て笑う神山を見て植木は 「捺美さんもそう言いよる事やし車乗っていくか?」 と3人を車に誘導した。 そして皆車に乗り込むと植木はカーナビで森林を検索し始め神山達3人はただただ無言で待っていた。その無言の空間が5分位続いた頃一番始めに沈黙を破ったのは神山だった。 「ねえ淳士?10年前とか言ってたよね……もしかしてさ森林で殺されてた3姉妹の事件かな?」 と神山は金井を見つめ聞いた。そして金井は見つめ返し 「そうそう!長女と次女は目が無くて、三女は…いろんな部分が無くなってたとかいう。まあ三女が一番悲惨だったとかニュースで言ってたしな…」 「確か私達が小学生の時の話だよね?目が無いとかって神隠し?!ってビクビクしてたけど…最近時効間近でその事件取り扱ってて闇で売られたとか話あがってたよね…」 「あってたな…俺の周りじゃ『闇で内臓やら目やら売るなら犯人はかなり金持ちになっとろうね』とか話してたし」 と深刻に話していた。
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