異変

5/6
214人が本棚に入れています
本棚に追加
/120ページ
中「どうしたの?」 亀「なんか、怖くなった。」 中「うん。」 亀「オレは、発作がでて、この病院に運ばれてきた。そしたら、先生に心臓病って言われて不安になって、怖くなっていろんなこと考えたら涙が出てきて泣いちゃった。」 中「そっか。 オレは、交通事故で両親を亡くした。 オレも怖くなった。 親しい人が誰もいないし、体は動かないから。」 亀「えっ!」 中「事故のときに頸椎が傷ついて体は動かせないんだ。 そんなとき、オレを支えてくれた人がいたんだ。」 亀「えっ!誰なんですか?」 中「小山先生の弟の祐也君。 でも、一年前にオレと同じ交通事故で亡くなった。」 亀「そうなんですか。」 中「でも、オレはまた不安だらけになって自分の殻にとじこもた。 でも、小山先生は、もう一度オレに心を開けれるようしてくれた。」 亀「オレ、頑張ってみます。」 中「うん。 てか、敬語やめてくれよ。 照れくさいから。」 亀「わかった。 ありがとう、中丸」 中「ううん。 小山先生は俺たちのこと兄弟のようにしてくれるから。」 亀「うん。」
/120ページ

最初のコメントを投稿しよう!