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中「どうしたの?」
亀「なんか、怖くなった。」
中「うん。」
亀「オレは、発作がでて、この病院に運ばれてきた。そしたら、先生に心臓病って言われて不安になって、怖くなっていろんなこと考えたら涙が出てきて泣いちゃった。」
中「そっか。
オレは、交通事故で両親を亡くした。
オレも怖くなった。
親しい人が誰もいないし、体は動かないから。」
亀「えっ!」
中「事故のときに頸椎が傷ついて体は動かせないんだ。
そんなとき、オレを支えてくれた人がいたんだ。」
亀「えっ!誰なんですか?」
中「小山先生の弟の祐也君。
でも、一年前にオレと同じ交通事故で亡くなった。」
亀「そうなんですか。」
中「でも、オレはまた不安だらけになって自分の殻にとじこもた。
でも、小山先生は、もう一度オレに心を開けれるようしてくれた。」
亀「オレ、頑張ってみます。」
中「うん。
てか、敬語やめてくれよ。
照れくさいから。」
亀「わかった。
ありがとう、中丸」
中「ううん。
小山先生は俺たちのこと兄弟のようにしてくれるから。」
亀「うん。」
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